Snow Love. ~大好きなキミへ~
第1章ー孤独な粉雪ー
変わらない毎日
今年もまた、白色に染まる季節がやってきた。
1月。
忙しい大晦日もあっという間に過ぎ去り、もう今日は3学期の始業式。
だからって特別なにかあるわけでもなく、いつも通りの時間に起き、妹の朝ご飯を作り、そして私はいつも通りの電車に乗って高校へとやってきた。
私の家から高校までは、だいたい20分。
最寄り駅から2つ駅を越せば、もうそこは高校前だ。