Snow Love. ~大好きなキミへ~


そんな彼は男女問わずみんなの人気者で、いつも周りにはたくさんの人がいる。


今日だって……ほら。


またひとつシュートを決めた橋本くんの周りに駆け寄るたくさんの男の子。


その中央で橋本くんは、大きくガッツポーズを作って見せた。


その姿が小学生みたいに可愛く見えて、私はみんなに気づかれないように小さく笑う。


そして、カリカリとチョークを動かしながら授業を進めている先生に目を移すと、私も授業に戻るようにノートを取り始めた。


< 214 / 353 >

この作品をシェア

pagetop