Snow Love. ~大好きなキミへ~
そんな彼は男女問わずみんなの人気者で、いつも周りにはたくさんの人がいる。
今日だって……ほら。
またひとつシュートを決めた橋本くんの周りに駆け寄るたくさんの男の子。
その中央で橋本くんは、大きくガッツポーズを作って見せた。
その姿が小学生みたいに可愛く見えて、私はみんなに気づかれないように小さく笑う。
そして、カリカリとチョークを動かしながら授業を進めている先生に目を移すと、私も授業に戻るようにノートを取り始めた。