Snow Love. ~大好きなキミへ~


私はそっとまぶたを開く。


溢れてきた涙を手の甲でそっと拭うと、優くんへの恋心を忘れるように、私は優くんの下駄箱に背を向けて歩きだした。


ふと空を見上げると、悲しい私の心を照らしてくれるように、オレンジ色の朝日が姿をあらわしていた───。


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