Snow Love. ~大好きなキミへ~
……だってね、私、あの日、本当は
死んじゃおうかなって思ってたんだ。
このまま生きてても意味がない。
ただお母さんの命を犠牲にして、
生かされてるなんて嫌だ。
こんな私なんて、
きっと誰も必要としてくれない。
だって、私がいないほうが
絶対みんな幸せになれるんだもん。
……そう、思ってた。
“死にたい”なんて、
絶対に言っちゃいけないことだって
そのくらい分かってたけど、
それでもあの時の私はそんなこと
考えられないくらい精一杯で。
生きることが苦しくて、
無理して笑うことがつらくて。
自分を責めては、
心の中でずっと泣いてた。
だけどね、優くん。
そんな弱かった私が、
今はほんの少しだけど強くなれた。
泣いてばかりだった私が、
今は心から笑えるようになった。
……全部全部、優くんのおかげだよ。
ありがとう。