Snow Love. ~大好きなキミへ~

親友



1日、1日と瞬く間に時は過ぎ、黒板の右端に書かれている日付に目を移すと、今日はもう12月16日。


気付けば冬休みはもう1週間後に迫っていた。


───キーンコーンカーンコーン。


4限目の終わりを告げるチャイムが私の耳に大きく響く。


「んー」

「どうしたの?そんなに浮かない顔して」

「あ、光莉ちゃん……」


チャイムと同時に小さく唸っていると、お弁当を持った光莉ちゃんがいつものように私の隣に腰掛ける。




< 271 / 353 >

この作品をシェア

pagetop