Snow Love. ~大好きなキミへ~


そして大急ぎでソファーを覗き込むと……


「あ………寝ちゃってる…」


ふかふかな毛布にくるまりながら、スヤスヤと小さな寝息をたてる妹の姿があった。


私の妹、梨乃は小学5年生。


でも小学5年生のわりには身長が少し低くて、体が周りの子より小さい。


136センチって言ってたかな?


いや、もう少し小さかったかもしれない。


私は梨乃のあどけない寝顔を見つめながら、少しくしゃっとなってるさらさらの髪の毛を撫でた。


「ん………ママ……」


その時、梨乃から小さくこぼれた寝言。


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