Snow Love. ~大好きなキミへ~
まだ1歳の梨乃は、お母さんに抱かれて眠そうに目をゴシゴシと擦りながら、気持ちよさそうにしている。
『梨乃、起きたの?』
『うん。お腹空いちゃったみたい。お母さん、梨乃のご飯作るから、ちょっとだけ面倒見ててくれない?』
『うん、分かった!』
私は思わず大きな声を出してしまった。
残っていた少量のパスタを一気に口の中へつめこんで、もぐもぐ。
そして、お気に入りのピンクのコップにつがれたお茶と一緒にゴクンと飲み込んだ。