Snow Love. ~大好きなキミへ~
………まぁ、否定はしないよ?
だってさ、あの無駄に長い校長先生の話しとかさ?
聞いてるだけで子守唄代わりになって、
眠たくなってくるんだもん。
しょうがないじゃんか。
「ふ、ふたりは眠たくならないの?あんなに長い時間、よく分からない話し聞いてるのに……」
「私は眠たくならないよー。だって、あんなに長い話しでも、少しは勉強になることだってあるかもしれないでしょ?」
「う、うん……。そうだね…」
な、なるほど………。
私にはとうてい理解できそうもない答えを平然と返してきたのは、光莉ちゃんだ。