Snow Love. ~大好きなキミへ~
第2章ー雪と太陽ー
加速する想い
翌日のお昼休み。
いつものように、私は光莉ちゃんと愛花ちゃんと3人でお弁当を食べていた。
「ねぇねぇ、田中さん?」
大好きなウインナーを箸でつかみ、口に放りこもうとしたその時。
後ろから肩をトントンと叩かれた。
「な、なぁに?」
私は少し咳き込みながら、首だけを斜め後ろに向ける。
「ふふっ、大丈夫?」
後ろに立っていたのは、同じクラスで私たちの委員長、小山さん。
どうやら私の肩を叩いたのは、彼女みたいだ。