【完】君ノート
Prologue*°
目を閉じると思い出せる。
君の声が。
君の音が。
まるで今、目の前にいるかのように。
それは、俺の耳に届く。
でも、目を開けると……君はいなくて。
だから、ノートを手に取って開くんだ。
君の想いが、言葉となっているこのノートに。
君のノートに。
君の音を感じる。
君ノオト。
君ノート。
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