【完】君ノート




「実行委員の仕事を涼太に任せて……。
ほんと三浦って、油断も隙もない!」



あー……これは、説教ってやつか?


今はそんな気分じゃないんだけどな。




「油断してたら、すぐにどっか行っちゃうんだもん……。

だから、もう決めた!」




佐倉は何を言ってるんだ?


よく分かんねーよ。




「佐倉…?」



俺、帰りたいんだけど。


そう言う前に、佐倉は口を開いた。






「私、三浦が好き」







……は?




えっ……えぇぇぇ!?




「おまっ!?なに言ってんの!?」



突然の佐倉の告白に、俺は驚く。


これはドッキリなんじゃね!?




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