【完】君ノート
「謝っても逃げるって…。相当、水かけたこと怒ってんのかな?」
んーっと険しい顔をしながら考え込んでる涼太だが
それはないと思う。
だって昨日、怒ってる?って聞いたら首を横にふって否定してくれた。
なんていうか、もっと別のところに問題がある気がする…。
名前を聞くと困った表情を見せた。
そして何も答えなかった…。
もしかするとあの女の子は…
「あっ!そう言えば!」
俺がいろいろ考えていると、涼太がなにかを思い出したようにこっちを見てきた。