【完】君ノート
「なんでダメなんだよー!行こうぜー!」
あれ?
私、そう言えば盗み聞きしてる?
「ごめん無理。俺、放課後は用がある」
優くんのその言葉にドキッとした。
放課後…。
今日も来てくれるのかな?
「またあの女の子のとこに行くのか?」
「そうだよ」
嬉しかった。
優くんのお友達には悪いけど…
私のところに来てくれるって認めてくれたことが、嬉しかった。
「別に悪くねぇけど…。水かけたことぐらいで、そんなにあの子のために過保護にならなくてもいいんじゃね?
優はいつもそうじゃん!クラスとかでも浮いてる子とかほっとけなくてさ!」
…。
え?
なにそれ?