【完】君ノート




優くんは…。



私に水をかけたから…


私に近づいたの?





申し訳ないっていう、同情の気持ちで?





私は一気に力が抜けて、手の中にあったすずらんを落としてしまった。




あっ…。



拾おうと思い、しゃがみ込む。



すずらんに手を伸ばしたとき





───グシャ。





「わっ!!なにー?なんか踏んだー」



誰かにすずらんを踏まれてしまった。



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