王子様なら闘って
第二章~プロデュース~
会場を出て、
近くの喫茶店に入った私たち。


まず真っ先に、
「ごめんなさい!!」
から始まった。


本当は彼氏がいること。


お見合いパーティーには、
興味本位で参加したこと。


ひたすら、ひたすら
「ごめんなさい!」って謝った。


波野さんは、
「なぁんだ、そうか~」と、
困ったように笑ってた。


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