続・君と流れ星を。

長い長い校長先生の話が終わって、あくびをしながら教室に戻る。

みんなクラス委員がよっぽど嫌なのか、素直に席についていた。


「お前らやればできるじゃん。じゃあクラス委員だけど、まずは立候補するやついるか?」


クラス委員みたいな面倒な役、自らやろうなんて人はなかなかいない。

みんなも、もちろん私もそう思ってたから、「はい」と言う声がした時はかなりびっくりして、クラスがどよめいた。


手を上げていたのは、後ろのほうに座っていたすごく可愛い女の子。


「おっ、宮田がやってくれるのか?」


その宮田さんは先生の言葉にふわりと笑ってうなずいた。
< 5 / 23 >

この作品をシェア

pagetop