なんでもない日常とちょっと変わった友人
「崎原には放課後、彼に学校を案内してほしいだ」

「…えっ?」

「ほら、この顔立ちだろ?
転校初日に学校案内なんてできそうもないだろう?」

「あ~うん、はい、そうですね…
じゃあ先生の方がいいんじゃないですか?」

「残念ながら職員会議があって難しいんだ」

「なるほど…いやでも私まだ全然英語話せませんよ?」

「大丈夫だ、彼の母親は日本人でジャックくんは普通に話せる」

「そうです、安心してください」

そう先生が言うと、ジャックくんはそれを答えるように私に言った。
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