今のままじゃだめだ、と思っていてもなかなか実行に移せないもの。
主人公の雛子もそれができなくて悩み苦しみ、生き方を模索していた。
彼女を支えたのはいつだって幼なじみの琥太郎。
でも彼も雛子も不器用すぎてなかなか前進しない関係に、終始ヤキモキしながら読み進めましたが、徐々に近づく二人の姿にはその分胸キュンでした。
ようやく心が近づいて、でも決定的な一言が言えなくて…そんな二人を助けたのが、タイトルにもなっているあるアクセサリー。
痛みとともに耳に輝くそれは、二人の運命を変えてくれる。
随分前に塞がってしまったピアスホールを、私もまた開けてみたくなりました。
大人の幼なじみ恋愛を、あなたも是非。