My sweet lover
出過ぎたマネをした事に落ち込んでいたら、社長が私の頭をぽんぽんと撫でていた。
「水沢は、ホントいいヤツだな…」
トクンと心臓が優しく音を立てる。
「私、その言葉をよく言われるんです…。お前、いいヤツだなって。
男の人に言われると、ちょっと複雑だったりするんですよ」
いいヤツって事は、つまり恋愛対象じゃないって事なんだろうしね。
「んーでも、俺の本音だよ…。
お前は本当にいい子だ」
社長…。
「お前の良さに、朝日は真っ先に気づいたんだろうな。
アイツ、本当にモテるからな。
良かったじゃん。
あんなすげぇヤツに愛されて」
社長にそう言われると、なんだか胸がチクリと痛んだ。
「ごめんなさい…。ありささんの好きな人を好きになって…」
「またそれを言う。
いいんだよ。
それはお前のせいじゃない」
「でも、なんだか責任を感じてしまうんです…」
二人の幸せをジャマしたような気がして…。
「アイツら、長過ぎた春だったんだよ。
お互い、飽きが来てたんだ。
あのまま結婚してたら、離婚してたかもしれないだろう?
だから、これで良かったんだよ…」
本当にそうなんだろうか…。
なんだかよくわからない…。
「夏樹さん、ありささんに気持ちを伝えてみてください。
私は、夏樹さんとありささんがうまくいくなら嬉しいです」
「なんだよー。そうすりゃ罪悪感なく、朝日のところへ行けるってか?」
「あ、いえ。そういうワケじゃなくて…。
7年越しの夏樹さんの恋が実ったらいいなって、そう思うだけです…」
ただ、ホントにそれだけ…。
「水沢は、ホントいいヤツだな…」
トクンと心臓が優しく音を立てる。
「私、その言葉をよく言われるんです…。お前、いいヤツだなって。
男の人に言われると、ちょっと複雑だったりするんですよ」
いいヤツって事は、つまり恋愛対象じゃないって事なんだろうしね。
「んーでも、俺の本音だよ…。
お前は本当にいい子だ」
社長…。
「お前の良さに、朝日は真っ先に気づいたんだろうな。
アイツ、本当にモテるからな。
良かったじゃん。
あんなすげぇヤツに愛されて」
社長にそう言われると、なんだか胸がチクリと痛んだ。
「ごめんなさい…。ありささんの好きな人を好きになって…」
「またそれを言う。
いいんだよ。
それはお前のせいじゃない」
「でも、なんだか責任を感じてしまうんです…」
二人の幸せをジャマしたような気がして…。
「アイツら、長過ぎた春だったんだよ。
お互い、飽きが来てたんだ。
あのまま結婚してたら、離婚してたかもしれないだろう?
だから、これで良かったんだよ…」
本当にそうなんだろうか…。
なんだかよくわからない…。
「夏樹さん、ありささんに気持ちを伝えてみてください。
私は、夏樹さんとありささんがうまくいくなら嬉しいです」
「なんだよー。そうすりゃ罪悪感なく、朝日のところへ行けるってか?」
「あ、いえ。そういうワケじゃなくて…。
7年越しの夏樹さんの恋が実ったらいいなって、そう思うだけです…」
ただ、ホントにそれだけ…。