My sweet lover
Lezioni13-近づく別れの足音
「いらっしゃいませ」
元気に声を出し、お客様をご案内する。
ランチタイムは、今日もお客様でいっぱいだ。
このレストランはカジュアルと高級の中間くらいのレストランだなと思う。
夜はピアノの演奏もあったりして、ちょっと大人な雰囲気も楽しめるし、昼間は近所の会社の人達がランチで利用したりも出来る。
披露宴やパーティーなどで貸切りも出来るし、ある意味使い勝手がいいのだ。
その分スタッフはかなり大変だったりするけれど。
14:00のラストオーダーが終わり最後のお客様が帰られたので、私はクローズの看板を出してお店の扉を閉めた。
「はー、お疲れー」
谷口先輩が私の背中をトントンと叩く。
「お疲れ様です」
ランチタイムが終わると、私達は厨房でまかないをいただく。
まかないを作るのは主には見習いコックの林さんで、いつも工夫して色んなものを食べさせてくれる。
今日はクリーム系のパスタのようだ。
「いただきまーす。今日は特にお客様が多かったわねー」
パスタを頬張りながら、谷口先輩が話しかけてくる。
「アンタは本当によく働く子よねー。感心するわ。バイトの時からそうだったもんね」
谷口さんは私がアルバイトで入った時も入社してからも、いつも私を指導してくれている人だ。
厳しいけれど、でも的確に私を育ててくれている。
「今まで黙ってたんだけどさー。
アンタが入社した時にね、社長に頼まれたんだ」
「えっ?何をですか?」
社長と聞いて、ドクンと心臓の音が鳴ってしまう。
「1年以内に水沢をリーダーにまで育ててくれって」
「え…?」
元気に声を出し、お客様をご案内する。
ランチタイムは、今日もお客様でいっぱいだ。
このレストランはカジュアルと高級の中間くらいのレストランだなと思う。
夜はピアノの演奏もあったりして、ちょっと大人な雰囲気も楽しめるし、昼間は近所の会社の人達がランチで利用したりも出来る。
披露宴やパーティーなどで貸切りも出来るし、ある意味使い勝手がいいのだ。
その分スタッフはかなり大変だったりするけれど。
14:00のラストオーダーが終わり最後のお客様が帰られたので、私はクローズの看板を出してお店の扉を閉めた。
「はー、お疲れー」
谷口先輩が私の背中をトントンと叩く。
「お疲れ様です」
ランチタイムが終わると、私達は厨房でまかないをいただく。
まかないを作るのは主には見習いコックの林さんで、いつも工夫して色んなものを食べさせてくれる。
今日はクリーム系のパスタのようだ。
「いただきまーす。今日は特にお客様が多かったわねー」
パスタを頬張りながら、谷口先輩が話しかけてくる。
「アンタは本当によく働く子よねー。感心するわ。バイトの時からそうだったもんね」
谷口さんは私がアルバイトで入った時も入社してからも、いつも私を指導してくれている人だ。
厳しいけれど、でも的確に私を育ててくれている。
「今まで黙ってたんだけどさー。
アンタが入社した時にね、社長に頼まれたんだ」
「えっ?何をですか?」
社長と聞いて、ドクンと心臓の音が鳴ってしまう。
「1年以内に水沢をリーダーにまで育ててくれって」
「え…?」