My sweet lover
Lezioni20-愛する人のために
次の定休日。
私と夏樹さんは朝早く起きて電車に乗り、新幹線に乗り換えた。
東京までは2時間弱くらいだ。
「おやじ今日は忙しいみたいで、あんまりゆっくり会えないんだけど、11時からアポが取れたから」
休みも合わないし、忙しい二人なだけに、ゆっくり会うのもままならないよね。
今日私は、夏樹さんが買ってくれた服を着て来た。
まさかこんなに早く着る機会が訪れるなんて思わなかった。
普段、仕事でしか履かないヒールも履いて来たし、なんだか緊張しちゃうな。
新幹線が東京へ到着すると、私達は地下鉄に乗り換えてオーナーのいるオフィスへと向かった。
「ここだよ。このビルの最上階」
ぶっ、また最上階?
オーナーって高いところが好きなのかな。
私と夏樹さんは、エレベーターに乗り込んだ。
「由梨、緊張してる?」
「……うん」
「大丈夫。俺がついてるし。それに由梨、その格好すごく似合ってる。綺麗だよ。何の心配もいらない」
「夏樹さん…」
夏樹さんはいつもそうやって、私を勇気付けてくれる。
夏樹さんの言葉に少し気持ちが落ち着いて来た頃、ついにエレベーターが最上階に到着した。
オフィスに足を踏み入れると、受付の女性がスッと立ち上がった。
「お疲れ様です」
「こんにちは」
「社長がお待ちです。どうぞ、お入りください」
「ありがとう」
そうか。
オーナーって呼んでるのは私達だけで、ここでは社長だった。
社長室の前に到着すると、夏樹さんがドアをノックした。
「どうぞ」
オーナーの声だ。
夏樹さんは扉をガチャンと開けた。
私と夏樹さんは朝早く起きて電車に乗り、新幹線に乗り換えた。
東京までは2時間弱くらいだ。
「おやじ今日は忙しいみたいで、あんまりゆっくり会えないんだけど、11時からアポが取れたから」
休みも合わないし、忙しい二人なだけに、ゆっくり会うのもままならないよね。
今日私は、夏樹さんが買ってくれた服を着て来た。
まさかこんなに早く着る機会が訪れるなんて思わなかった。
普段、仕事でしか履かないヒールも履いて来たし、なんだか緊張しちゃうな。
新幹線が東京へ到着すると、私達は地下鉄に乗り換えてオーナーのいるオフィスへと向かった。
「ここだよ。このビルの最上階」
ぶっ、また最上階?
オーナーって高いところが好きなのかな。
私と夏樹さんは、エレベーターに乗り込んだ。
「由梨、緊張してる?」
「……うん」
「大丈夫。俺がついてるし。それに由梨、その格好すごく似合ってる。綺麗だよ。何の心配もいらない」
「夏樹さん…」
夏樹さんはいつもそうやって、私を勇気付けてくれる。
夏樹さんの言葉に少し気持ちが落ち着いて来た頃、ついにエレベーターが最上階に到着した。
オフィスに足を踏み入れると、受付の女性がスッと立ち上がった。
「お疲れ様です」
「こんにちは」
「社長がお待ちです。どうぞ、お入りください」
「ありがとう」
そうか。
オーナーって呼んでるのは私達だけで、ここでは社長だった。
社長室の前に到着すると、夏樹さんがドアをノックした。
「どうぞ」
オーナーの声だ。
夏樹さんは扉をガチャンと開けた。