My sweet lover
Lezioni5-恋は揺れるものなのです
スタッフが全員帰った後のお店は、昼間の賑やかさがまるで嘘のように静かだ。
俺はいつも一人で店に残る。
初めの頃はこの状態が苦手だったが、最近はすっかり慣れてしまった。
書類の整理も終わったし、そろそろ帰るか。
パソコンの電源を落とすと、くっと背伸びをした。
それにしても、朝日のヤツ…。
招待客のリストを出せって言ってるのに、なかなか出さねぇよな。
ありさの方はもう出ているのに。
連絡してみるか。
その時だった。
俺の携帯が鳴った。
「はい」
『夏樹君?』
「ありさ?」
どうしたんだ?こんな遅い時間に。
『夏樹君、今から会えないかな?』
え…?
「でもありさ、もう11時だぞ」
『ほんの少しの時間でいいの。お願い…』
ありさのか細い声に、俺の心がざわめく。
「今、家?」
『うん』
「わかった。15分で行く」
俺は店の戸締まりをして、車に乗り込んだ。
俺はいつも一人で店に残る。
初めの頃はこの状態が苦手だったが、最近はすっかり慣れてしまった。
書類の整理も終わったし、そろそろ帰るか。
パソコンの電源を落とすと、くっと背伸びをした。
それにしても、朝日のヤツ…。
招待客のリストを出せって言ってるのに、なかなか出さねぇよな。
ありさの方はもう出ているのに。
連絡してみるか。
その時だった。
俺の携帯が鳴った。
「はい」
『夏樹君?』
「ありさ?」
どうしたんだ?こんな遅い時間に。
『夏樹君、今から会えないかな?』
え…?
「でもありさ、もう11時だぞ」
『ほんの少しの時間でいいの。お願い…』
ありさのか細い声に、俺の心がざわめく。
「今、家?」
『うん』
「わかった。15分で行く」
俺は店の戸締まりをして、車に乗り込んだ。