嗤うケダモノ
…
ん?
うっかり同情しそーになったケド…
なんか違くナイ?
「…
私、仲間入りしたンデスカ?」
埴輪顔で日向が訊ねる。
「そうだねぇ。
そうするつもりだったけど。」
平然と女は答える。
「ソレってつまり…
死んじゃうってコトデスカ?」
「そうだねぇ。
今までの女たちは男を殺して、心が壊れて死んでったねぇ。」
…
…
…
まじでぇぇぇぇぇ??!!
ナニやってンの、この女?!
拾いモンしたらなんの因果もなく呪われた、的なアレだよ、コレ。
ガチのアレだよ、コレ。
KOEEEEEE??!!
日向は女の襟首をひっ掴み、グイと引き寄せた。
「ナニやってンの?
ねェ?まじでナニやってンの?
わかってたっつーなら、一人で正座して反省してろよ。
テメェの不幸に他人巻き込んでンじゃねーよ。」