嗤うケダモノ

心臓に突き刺さる刃のような、強く迷いのない、その眼差し。

あぁ…

ゾクゾクするどころの話じゃねーわ。

甘い快感が全身を…いや、脳髄まで駆け巡り、全てを支配する。

彼女に、支配される。

間違いアリマセン。
コレは愛デス。


「ヒナ─────!」


「は…
クァwセdrftgyフジコ??!!//」


由仁が愛のままにわがままに、思い切り日向に抱きついた。

そのまま勢い余って、二人して畳の上に倒れ込む。


「じゃ、一緒にいよー
お風呂も一緒に入ろー
もちろん寝るのも一緒だぁぁ」


「はぁぁぁぁぁ??!!///
ちょ… ナニ言って??!!///」


「ちゃんと俺のコト見張っててネ?
俺だけを見ててネ?
なんだったら、このまま一生」


「死ねィ!」


「ぎゃっ?!」


日向を抱いて放さない由仁の頭に、冷ややかな声とナニカが降ってきた。

ナニカって…
ナニ?

足袋を履いた… 足??!!

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