病まれても困るわー…
ショック受けた先輩は教室をウロウロしながらブツブツ独り言言ってたが、しばらくすると
「そうだ…!」
と声をあげた。そして私の方を向いてこう言った。
「これから…俺と、ずっと一緒にいれば、トラウマ…治る、かも…!
そうしよう…!ひよ…俺らの仲間に入れ…‼︎」
なんですと…?
この教室の温度一気に下がった気がする…
と、ハッとした戸山先輩は、「まてまてまて!」と詰め寄った。
「仲間になれって、【春夏秋冬】に入れってことだろ⁉︎ふざけんな‼︎ひよちゃん危険にさらす気か⁉︎」
「俺が守りゃいい……それに…お前が…倍に近寄ればいいっつっただろ…?」
「そーゆー意味で言ったんじゃねぇよっ‼︎」
戸山先輩がかなり説得してるけど、東海道先輩は頑なに譲らない。
この人…頑固…‼︎
「ともかく…!
…野木日和子は、俺らの……俺のもんだ…!」
「いや、お前んじゃねーよ、アホ」
そんなこんなで、志麻と紀紗ちゃんが(私がお願いして)一緒に入ることを条件に、【春夏秋冬】に入ることになりました…。
さようなら…
平凡で…楽しい……高校生………‼︎
グスン…。