鍵の付いた羽根たちに。Ⅰ


 そうか私は
僕になっても"弱く"守れないのか…

「そんなお前を強くしてやるよ。
俺と共に来いよ。

お前を気に入った。
 闇に落ちた目そんなお前を救ってやる。」

僕は…救われていいのだろうか?

僕は…彼らと共にいていいのだろうか…

僕は…

「僕は…守られちゃいけないんだ。
僕は崩壊の…崩壊の鍵となる。

僕は…崩壊の……疫病神だ。」

「良いじゃねぇか。
そんなお前を気に入ったんだ。

疫病神だろうとなんだろうと、
受け入れてやる。」

僕は……

「本当……?」

「本当に僕なんかが
君たちに受け入れてなんかもらえるの?

 僕は……
tu(ry「梓。それは違反だ。」
そうだよね…」

途中口走りそうになった僕の名字の呪縛。



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