鍵の付いた羽根たちに。Ⅰ
信じてたよ?
さっきまでは…
だって…
アンパンマンって…
パンでしょ?
ベーカリーだもんね?
アンパンだもんね?
「そりゃそうだけどよ…」
ってか、
なにヒトの心読んでンだよ!?
「今頃かよ!!」
まさか
宇宙「違うから」
じゃ
超能力「絶対に違うから」
なんだよ~
言わせてくれたって良いだろ~
アンパン○ン
「俺、アンパン○ンじゃねぇし…」
「だって名前知らないし…」
アンパン○ンで良いじゃん…
「ってか、
お前人質になってんのに呑気だな…」
やっぱり?
「人質になんのとか、
誘拐されんのとか、慣れてるから…」
そう慣れてるから…
「マジか…」
「マジ、マジ、おおマジ。
んで、本題に入りましょうか…
どっちの暴走族を呼んだの?
それによって、僕は君たちを
倒していかなきゃいけないんだけど…」
「あぁ…
両方だよ。」
両方…ね……
「ごめんね、
長く君と話してたかったんだけど、
ムリみたい…
ということで、サヨウナラ。」