わすれない…大好きだから。

砂浜の真ん中に小さな影があった。




『千沙。』




驚いた様に振り向いた千沙の顔は赤くな




っていて。




俺を見ると、直ぐに俯いた。




泣いてんのか?




『千沙。おいっ⁇大丈夫か?』




『うん…どうして…』




明らかに、元気がないな。

< 43 / 85 >

この作品をシェア

pagetop