ナムストーンPART1

キーツカーン4

その後勉強も忙しくなり精神科を専門として臨床、
国家試験、論文、学会とめまぐるしく多忙となり
気がついてみれば大学院も卒業間近26才になっていた。

そうしたある日、
『アンビリーバブルストーン!ドンチュウノウ?』
のタイトルを見つけた。アクセスしてみると日本発だ。

特徴ある石の形が目に飛び込んできた。
「この石は何年か前に拾ったあの石だ」
急いで秘密の小箱を探した。小箱は

すっかりほこりにまみれて引き出しの奥にあった。
開けてびっくり石は見当たらない。
そのスペースだけがあいている。

「確かピンク色のとても美しい小石だったが、
どこに消えたんだろう?」

< 15 / 58 >

この作品をシェア

pagetop