極上恋愛〜腹黒男子は危険です〜
そして、今に帰るのである。
このとんでもない状況に。
さぁ、みなさん、回想でお忘れかも知れませんが、大和くんはとんでもないことを言ってしまいましたよ。
「もっもう一回言って」
「だーから、僕は勉強する気なんて全くないの」
ドカッ
焦る私の質問に答えて、『何回も言わせないでよ、バカ女』と捨て台詞を吐きベッドに座り込む大和くん。
いやいやいや....ちょーっと待って!!
「受験生だよ!!You!!」
「教科書の下見てみなよ」
教科書の下?
ダルそうな大和くんの指示の元、数学の教科書を持ち上げて見る。