極上恋愛〜腹黒男子は危険です〜
「うわー!!夕焼け綺麗ー!!」
水族館から出ると、そこは夕焼け色に染まった世界だった。
優しい夕焼け色が、街を優しく包む。
太陽が沈めば、ここは幻想的なイルミネーションの海へと変わる。
それまでのほんの一瞬が今なのだ。
「写真取りません!!?写真!!」
「わっ!!?結花!!?」
今、このほんの一瞬を記録に残したくて私は颯人先輩の腕を強引に引く。
私にいきなり腕を引っ張られて颯人先輩は少々驚いている模様。