極上恋愛〜腹黒男子は危険です〜
「いきますよー!!」
スマホを内カメにして颯人先輩と私がフレーム入るように調節する。
その時、颯人先輩の髪が私に触れて、爽やかなシトラスの香りが私の鼻をかすめた。
パシャッ
夕焼けをバックに撮られた私と颯人先輩の写真。
カップルみたいだ。
いや、カップルなんだけど。
颯人先輩との写真を満足げに見つめる私。
こうやって、ちょっとづつ、颯人先輩との思い出を増やしていこう。
そしていつか颯人先輩と同じ気持ちになって、颯人先輩の笑顔を守りたい。