極上恋愛〜腹黒男子は危険です〜







「颯人先輩!!」






私は私を呼んだ声の主、颯人先輩の方へ手を繋いでいるため大和くんを引っ張って駆け寄る。




颯人先輩とは別れてしまったけど、颯人先輩が私に気を使ってくれ、普通に接してくれていたお陰で私たちの関係は付き合う以前と何ら変わらない関係を保っていた。






「おはよう。今日も元気だね」





「はい!!今日も元気いっぱいですよ!!」







ニコニコ爽やかスマイルに相変わらずドキドキとしていることは大和くんには秘密。


これは仕方ない。



颯人先輩は生涯一生私をときめかせるだろう。

私にとって、アイドルのような憧れの存在なのだから。










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