極上恋愛〜腹黒男子は危険です〜








通話中のスマホから聞こえる颯人先輩の優しい声が私を心配してくれる。






くそ....。


これも全て大和くんのせいだ。







大和くんにいきなり告白されてパニックを起こした私。



で、考えすぎて熱が出た。






そう、いわゆる知恵熱と言うやつです。








颯人先輩と行きたかったのにな、デート。









『じゃあ、これ以上結花の体調が崩れたらいけないし、切るね』







「はい、本当にずみまぜんでじだ」









私がそう言うとプツンッと簡単に颯人先輩との通話が切れてしまった。







名残惜しくて私は耳からスマホを離せれない。



まだ、颯人先輩の声が聞こえてきそうで。



















< 92 / 222 >

この作品をシェア

pagetop