ジャックランタンの未来に、ひとつの魔法を。


【バイト15日目】~変わった笑顔~


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真大の笑顔に違和感を感じ始めたのは、きっとわたしだけじゃないだろうか。

そのくらい、初めは分かりにくいものだったし、きっと真大も必至になっていたんだと思う。


顔は、自然と崩れなくなった。
声も、震えているような気がしていた。

わたしがまたプリンの話をしても、「は、そっか」しか言わなくなってしまった。


真大は、いったいどうしてしまったんだろう。






「真大、何かあったの?」


聞いてはいけないことだったらどうしよう。
そんなためらいは、きっとこの時のわたしにはなかったんだと思う。

また二人で並んでスタンプを押していた時に。子どもが途切れた時に、自然に聞いたつもりだった。


「へ…。なんで……」


間抜けな返事。
いつもなら、「なんもねーよ!」って言って頭を軽く叩かれるのに。

きっと、なにかあったんだ。
だから、それを聞いてあげたいと思った。


「…わたしには、言えない?」


だって、今は、真大の方が子どもみたいだよ。




















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