ジャックランタンの未来に、ひとつの魔法を。


「自給1000円!?こんなに単純な仕事なのに…」


それに、子供たち相手にするバイトってなんか楽しそうだし!

どうせなら楽して金もらったほうが都合がいいしね!
…なんて、ダルがりの性格も出てしまうわけで。


でも、このバイトほんとに良いかも!

とにかく、応募してみようかな。







****


「え?遊園地でのハロウィンのバイト?」

「そう!しかも自給1000円で、スタンプ押すことが仕事っていう、すっごい楽ちんなバイトなの!」


…バイトをするって決めてから一週間、美佐子にバイトのことを話した。

なにか始めるなら、面接受かってからがいいかな、って思ってたから、こんな時間になっちゃったけど。


「ふーん…。あんた何も言ってこなかったから、もうそのことは頭にはないんだと思ってたわ」

「そんなことないよ。ちゃんと電話して、面接も受かってきたんだから」

「へー…」



バイト先でもらったマニュアル。
チーフの人もいい感じの人で、これからやっていけそうな気がする。


「まぁ、あんたが暇暇言わなくなるんならそれでいいよ。頑張ってね」

「な、なにそれ!」

「そのまんまだけど」



ふん!美佐子のバカ!!!


…でもまぁ、今日は記念すべきバイト一日目だし、さっそくひと肌脱いできますかな。














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