ひねくれ者が集まって。
「じゃあさ、早くホットケーキ食べようよー?」

そんなに食べたいのね。

別にいいけど。

「そうね。」

そう言って、置いてあったナイフとフォークでホットケーキを半分こする。

うん。

綺麗に分けれた。

「はい。どうぞ。」

日向のお皿がホットケーキをのせる。

「わぁい!ありがとう美華ちゃん!」

そう言うと、すぐさまテーブルに置いてあった蜂蜜を大量にかける。

・・・うん。

おかしい。

絶対的に量がどうにかなってる。

ていうかすでに蜂蜜をかけたとは言い難いものなんだけど。

蜂蜜の中にホットケーキをいれたような状態になっているんだけど!

「日向、本当にそれ食べられるの?」

私だったら絶対無理。

そもそも何もかけないで味わう派だし。

「うん!美華ちゃんも食べるー?」

「・・・自分のあるからいいわ。」

ぶっちゃけいらない。

「日向、相変わらず甘いもの好きだね。」

「蓮君は異常だよ!ホットケーキにブラックペッパーなんて普通かけないよ?!」

「ええ?!」

驚いて蓮のホットケーキを見ると、まんべんなくブラックペッパーがかけてあった。

おかしい。

蓮も日向も絶対おかしい。

「こんな甘ったるいもの、そのまま食べられるワケが無いでしょ?」

・・・何でホットケーキ作ったんだろ。

リクエストされてないなら、他のもの作ればいいのに。

こういうのって決定権は作る人ーすなわち蓮にあると思うんだけど。

・・・今更遅いか。
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