ひねくれ者が集まって。
私も入っていいということだろうか?

いや。

もう引っ張られて入っているんだけど。

ドスっと真ん中の黒い二人がけのソファーに座る神崎颯。

私は目の前でキョトンとしながら立っている。

私も座っていいのだろうか?

それとも立ってた方がいい?

別のソファーに座ったほうが?

うーん・・・。

かといって聞く勇気も持ち合わせていないし・・・。

「?早く座れ。」

あ。

「うんっ。」

スッと、神崎颯の隣に座った。

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