ひねくれ者が集まって。

きょろきょろと辺りを見渡す。

今、私が座っているのは部屋の真ん中にでかでかと置いてある黒いソファー。

その右隣には海馬日向君、左隣には大羽葵が白い一人がけのソファーに座っている。

向かいには冬月蓮と透が。

そしれ何故か隅のほうにぽつんと置いてある下にあったものよりも遥かに大きな薄型テレビ。

きっとここにあるものをすべて売却したらかなりの値で売れるだろう・・・。

「じゃ、これ着て。」

急に冬月蓮に話しかけられて何かを手渡された。

‘着て’って？

そんな疑問を抱きながら‘何か’を広げてみると。

それはピンクの布地に黒いラインストーンが下のほうにいくにつれて多くちりばめられているデザインのミニのワンピースだった。

「・・・これを・・・着ろと？？」

「うんっ！」

‘うんっ！’じゃないよ海馬日向。

可愛く返事すればいいってものじゃないし。

第一、こんなきれいな服が私に似合うはずもない。

絶対に海馬日向のほうが似合う！！

あ！！