ひねくれ者が集まって。
「―――とあるから、ここはこの答えになる。」

どうやら一時間目は数学らしい。

そして不良高校だから真面目に授業を受けている生徒なんて全く居ない。

みんな好き勝手喋ってる。

先生も気にしてないっぽいし。

私も気にしないけど。

そしてさっきからクラスメイトにずっとチラ見されている。

チラチラチラチラ・・・。

いっそ、ガン見してくれた方が清清しいんですけどっ!

「はぁ・・・。」

何かもう精神的に疲れ果ててしまった。

頬杖をついて窓の外を見ていると。

「「「「「遅刻しましたー。」」」」」

さっき窓の外で見た5人組が居た。

というか、全然悪いと思って無いわよね。

言い方てきに。

一度向けた視線をもう一度、窓の外へと戻そうとすれば。

「あー!転校生ちゃんだー!」

何か煩いのきた。

トコトコとこちらに駆け寄ってくるのは男子、いや、男の子だ。

クリーム色の髪は天然なのかくるくるしており、薄めの青い目は・・・カラコンでも入れているのだろうか?

綺麗な色をしている。

身長も男子にしてはかなり低いほうだ。

そして、むかつくほど顔が良い・・・。

なんなんだこの子。
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