ひねくれ者が集まって。
そのままステージの上に上がれば全員をしっかりと見渡す。

彼女はいったい、何を話すつもりなのだろうか。

だけど。

わずかな言葉で彼女の魅力が伝わるとは思わない。

まぁ。

そこがいいところなのかも知れないけれど。

でも、彼女の事だ。

きっとまた、心の奥深くへと沈んでいく素敵な言葉をくれるんだろう。

・・・たとえ。

たとえ結果がどうなっても。

その言葉だけは僕の心で、大切に残しておこう。

いつかきっと、それすらも。

尊い記憶となるように。

~海馬日向side END~
< 44 / 144 >

この作品をシェア

pagetop