ひねくれ者が集まって。
「皆が皆を信頼していて、自然体で居て。」

そう、思ったの。

「皆、楽しそうに笑っていて。」

この心で。

「だけどその目には、強い意志が備わっていて。」

そう見えたの。

「ただ、遊んでいるわけではないようで。」

この目で。

「そんな他愛もない日常が、どれだけ幸せか。」

わかっているのかしら?

「だから今、ここに居る人たちは、とても恵まれているわ。」

だって。

「私はもしかしたら、こんな素敵な場所を知らなかったのかもしれないのだから。」

だから、貴方達は。

「既にこの場所を見つけたなたたちは、とっても恵まれているわ。」

絶対に。

「私も・・・。もう少しここにいたいなんて。思ってしまったの。」

不覚にも。

「だから。」
< 46 / 144 >

この作品をシェア

pagetop