ひねくれ者が集まって。
「・・・はい?」

言われなくても私は華姫ですけど・・・?

「美華ちゃん。華姫ってどういうところまで知ってるの?」

ええっと・・・・。

「華龍が全力で守る女の子のこと・・・?」

くらいしか知らないんですけど・・・。

「大体は正解かな。」

そうですか。

「華龍が全力で守るって事は、全力で守らないといけないくらいに危険な位置にいるってこと。」

「あ・・・。」

確かに。

そうともとれる。

「だから、いつ何処で何が起こるかわからないから朝、家を出た瞬間から俺達は美華ちゃんを全力で守るんだよ?」

そう言った蓮の言葉に、クラス全員が力強くうなづいた。

まるで、私を安心させてくれるかのように・・・。
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