【完】白衣とお菓子といたずらと
入院することになりました
ものすごく大きな音が家の中で鳴り響いた事は理解できた。
けれど、今はそれ所じゃない。
「……ぃ…って。
おい!大丈夫か?」
俺は、たった今階段から振ってきた姪っ子に尋ねた。
「……わーーーん」
最初はびっくりして停止していた姪っ子が、急に泣き出してしまった。
もしかして間に合わなかったか?
―――バタバタ。
大きな音と子どもの声に何事かと姉ちゃんがバタバタと駆け寄ってきた。
「どうしたの?」
慌てた様子で子どもを抱きかかえている。
「階段から落ちた。
けど、俺が受け止めたから怪我はしてないと思う」
落ちた。という言葉に姉の顔色が一気に蒼白になったので、慌てて受け止めた事を伝えた。
痛かったとかではなくて、驚いただけだと思うけど。
「――よかった」
姉ちゃんが安心したように、ふぅっと息を吐いた。
母親に抱きかかえられて落ち着いてきたのか、姪っ子も泣き止み始めていた。
時々しゃくりあげてはいるけどな。
けれど、今はそれ所じゃない。
「……ぃ…って。
おい!大丈夫か?」
俺は、たった今階段から振ってきた姪っ子に尋ねた。
「……わーーーん」
最初はびっくりして停止していた姪っ子が、急に泣き出してしまった。
もしかして間に合わなかったか?
―――バタバタ。
大きな音と子どもの声に何事かと姉ちゃんがバタバタと駆け寄ってきた。
「どうしたの?」
慌てた様子で子どもを抱きかかえている。
「階段から落ちた。
けど、俺が受け止めたから怪我はしてないと思う」
落ちた。という言葉に姉の顔色が一気に蒼白になったので、慌てて受け止めた事を伝えた。
痛かったとかではなくて、驚いただけだと思うけど。
「――よかった」
姉ちゃんが安心したように、ふぅっと息を吐いた。
母親に抱きかかえられて落ち着いてきたのか、姪っ子も泣き止み始めていた。
時々しゃくりあげてはいるけどな。
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