【完】白衣とお菓子といたずらと
「今度の休みに2人で買いに行こうか。たまには外でデートもしよう」


「うん、行く」


本当に嬉しそうに笑ってくれる彼女はとても可愛い。


寄り添うようにすぐ傍にいるのに、もっと触れたいと思った。


そっと顔を近づけると、キスをした。彼女の反応を見たくて、そっと触れすぐに離れた。


顔を覗き込もうとするも、それは阻止されてしまった。




―――

――


間近にある彼女の顔と、唇に感じる俺のものではない体温に、何が起こったのか理解した。


彼女からキスをくれた。


触れるだけでは足りなくなって、離れようとした彼女を押えて、深く口付けた。


俺を押し返そうとしているけれど、彼女から仕掛けてきたんだ、逃げ場はあげない。


このまま……と思ったけれど、今日の俺はそんな体力はなさそうだ。


むくむくと大きくなっていく欲望を必死で押さえ込んだ。


このまま続けていれば、理性が持たない。


泣く泣く彼女から離れるしかなかった。
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