【完】白衣とお菓子といたずらと
隣に座る彼女の腕を引き、自分の腕の中に包み込んだ。
あー、もう。可愛くて、仕方がない。
一瞬驚いた顔をして、けれど状況を飲み込んで嬉しそうに、俺の胸にしがみついてくる、そんな彼女が心から愛おしいと思った。
「……どんだけ、俺を喜ばせたいの?」
「私はただ嬉しかっただけ」
そういって、俺から離れようとしない美沙。
俺も、離したくない。
「じゃあ、近いうちにお父さんに会わせてくれない?ちゃんと、美沙をくださいって挨拶をしたいから」
涙目のまま俺の方を見上げると、うんと大きく嬉しそうに頷いた。
……よし、彼女の父親に、彼女を幸せにすると約束しに行こう。
美沙を抱きしめたまま、俺は自分に固く誓った。
そして、彼女に上を向かせて、そっとキスをした。
愛おしいという気持ちをこめて、そっと優しく触れるだけのキスを。激しさは、今はいらない。穏やかで、温かい気持ちで、今はすごく幸せだから。
あー、もう。可愛くて、仕方がない。
一瞬驚いた顔をして、けれど状況を飲み込んで嬉しそうに、俺の胸にしがみついてくる、そんな彼女が心から愛おしいと思った。
「……どんだけ、俺を喜ばせたいの?」
「私はただ嬉しかっただけ」
そういって、俺から離れようとしない美沙。
俺も、離したくない。
「じゃあ、近いうちにお父さんに会わせてくれない?ちゃんと、美沙をくださいって挨拶をしたいから」
涙目のまま俺の方を見上げると、うんと大きく嬉しそうに頷いた。
……よし、彼女の父親に、彼女を幸せにすると約束しに行こう。
美沙を抱きしめたまま、俺は自分に固く誓った。
そして、彼女に上を向かせて、そっとキスをした。
愛おしいという気持ちをこめて、そっと優しく触れるだけのキスを。激しさは、今はいらない。穏やかで、温かい気持ちで、今はすごく幸せだから。