【完】白衣とお菓子といたずらと
X線写真を見ただけで明白だった。
今、整形外科で働いていない俺でも一目瞭然。
「あー、折れてるね」
先生はあまりにもあっさりと笑顔で言った。
俺にとっては笑えないんですけど。
足関節を撮影したX線は、明らかに骨折があることを示していた。
脛骨の連続性が絶たれている状態。
「左脛骨遠位端骨折だね」
これが俺の病名というか、疾患名。
ん?難しい?
要するに、脛骨という体重を支えるのに重要な骨が足首付近で折れているという事。
「これ以上ずれたら手術だけど、入院する?」
「お願いします!」
俺よりも先に答えたのは、付いてくると言って聞かなかった、姉だった。
勝手に答えるなよな。
……って、
「入院ですか!?」
一瞬聞き流そうとしてしまった単語に、大げさに反応してしまった。
いや、だって、ありえない言葉が聞こえたから。
自分の職場に入院なんか、絶対に嫌だろ普通は。
今、整形外科で働いていない俺でも一目瞭然。
「あー、折れてるね」
先生はあまりにもあっさりと笑顔で言った。
俺にとっては笑えないんですけど。
足関節を撮影したX線は、明らかに骨折があることを示していた。
脛骨の連続性が絶たれている状態。
「左脛骨遠位端骨折だね」
これが俺の病名というか、疾患名。
ん?難しい?
要するに、脛骨という体重を支えるのに重要な骨が足首付近で折れているという事。
「これ以上ずれたら手術だけど、入院する?」
「お願いします!」
俺よりも先に答えたのは、付いてくると言って聞かなかった、姉だった。
勝手に答えるなよな。
……って、
「入院ですか!?」
一瞬聞き流そうとしてしまった単語に、大げさに反応してしまった。
いや、だって、ありえない言葉が聞こえたから。
自分の職場に入院なんか、絶対に嫌だろ普通は。