【完】白衣とお菓子といたずらと
結局、姉ちゃんは衣類類の整理をして、さっさと帰ってしまった。
七瀬がお腹いっぱいになって、コクリコクリと船を漕ぎ出したのも理由の1つだ。
そして、俺への誕生日プレゼントだったらしいケーキは小川さんの手に渡って、他には何も用意がなかったらしく俺には何もないという結果になってしまった。
いや、いいけどさ。この歳になって姉から何かもらおうなんては思っていないし。
ちゃんと覚えていて、気にかけている存在があるってことに感謝しなきゃいけないんだよな。
恥ずかしくて口には出来ないけど、こういう本当は優しい辺り、姉には感謝しているし尊敬もしている。
仕事と家庭の事と、姉のほうが抱えている事も多く大変だろうに。退院したら、ちゃんと姉孝行しなきゃだな。
ただ、姉ちゃんは小川さんと何を話したんだろうか。それが気になって、気になって仕方がない。余計な事話してないといいいけどな。
会話をする相手の居なくなった病室で、いつものように1人で、声には出さず悶々と考えを巡らせた。
シンとした空間は、考え事をするにはちょうど良い。
七瀬がお腹いっぱいになって、コクリコクリと船を漕ぎ出したのも理由の1つだ。
そして、俺への誕生日プレゼントだったらしいケーキは小川さんの手に渡って、他には何も用意がなかったらしく俺には何もないという結果になってしまった。
いや、いいけどさ。この歳になって姉から何かもらおうなんては思っていないし。
ちゃんと覚えていて、気にかけている存在があるってことに感謝しなきゃいけないんだよな。
恥ずかしくて口には出来ないけど、こういう本当は優しい辺り、姉には感謝しているし尊敬もしている。
仕事と家庭の事と、姉のほうが抱えている事も多く大変だろうに。退院したら、ちゃんと姉孝行しなきゃだな。
ただ、姉ちゃんは小川さんと何を話したんだろうか。それが気になって、気になって仕方がない。余計な事話してないといいいけどな。
会話をする相手の居なくなった病室で、いつものように1人で、声には出さず悶々と考えを巡らせた。
シンとした空間は、考え事をするにはちょうど良い。