【完】白衣とお菓子といたずらと
リハビリ室へと入ると、数人の患者さんとスタッフがいた。
「この時間でもこんなに少ないんだね」
いつもはもっと少ないけど、今日は時間が早いからもっとスタッフも患者さんも多いのかと思っていた。
けれど、違ったみたいだ。他のスタッフは一体どこへ?
「あー、今の時間はベッドサイドリハに行っているスタッフも多いんですよね。だから、リハ室にいるスタッフ数は少ないんですよ」
そうだったんだ。同じ病院内にいても、部署が違うと仕事の流れとかは全然知らないんだな。こうやってリハビリをすることで、初めて知らされること、気づくこともたくさんある。
「へーそうだったんだ。俺は人が少ない時間帯で助かっているからいいんだけどね」
まさにその通りだ。自分で言って、大きく頷きそうになった。
多い時間だとスタッフの目も気になるし、あんまり俺にメリットはない。
おしゃべりをしている間に治療ベッドに車椅子が着けられていた。
特に何も言われなかったが、いつもの事なのでこの後の行動はもう覚えている。
車椅子のブレーキをかけて、俺はさっさとベッドへと移った。
空になった車椅子は、いつものように小川さんがたたみ、ベッドの足元へと移動させた。
「この時間でもこんなに少ないんだね」
いつもはもっと少ないけど、今日は時間が早いからもっとスタッフも患者さんも多いのかと思っていた。
けれど、違ったみたいだ。他のスタッフは一体どこへ?
「あー、今の時間はベッドサイドリハに行っているスタッフも多いんですよね。だから、リハ室にいるスタッフ数は少ないんですよ」
そうだったんだ。同じ病院内にいても、部署が違うと仕事の流れとかは全然知らないんだな。こうやってリハビリをすることで、初めて知らされること、気づくこともたくさんある。
「へーそうだったんだ。俺は人が少ない時間帯で助かっているからいいんだけどね」
まさにその通りだ。自分で言って、大きく頷きそうになった。
多い時間だとスタッフの目も気になるし、あんまり俺にメリットはない。
おしゃべりをしている間に治療ベッドに車椅子が着けられていた。
特に何も言われなかったが、いつもの事なのでこの後の行動はもう覚えている。
車椅子のブレーキをかけて、俺はさっさとベッドへと移った。
空になった車椅子は、いつものように小川さんがたたみ、ベッドの足元へと移動させた。