【完】白衣とお菓子といたずらと
――バタン
静かに、けれど俺の耳にはしっかり届いた扉が閉まる音。
扉をしばらく眺めていた。
なんだろうか、さっきまでいた彼女がいなくなっただけで、こんなにも心にぽっかりと穴が開いてしまったような感じがしてしまう。
そんなにも彼女の存在は俺にとって大きなものになってしまってるのか。
こうなると俺にだけ笑顔を見せて欲しいとか、俺の傍に居て欲しいとか、そんな事を望んでしまう。
彼女の想い人なんか関係なくて、俺が彼女を手に入れたいと思ってしまう。
「あーあー、いっちゃっていいかな?」
彼女にアプローチしてもいいだろうか。
玉砕かもしれないが、ただ見ているだけのほうが辛い気もする。
よし、決めた。
退院して、同僚として肩を並べられるようになったら、彼女にアプローチしてみよう。
……好きだと伝えよう。
静かに、けれど俺の耳にはしっかり届いた扉が閉まる音。
扉をしばらく眺めていた。
なんだろうか、さっきまでいた彼女がいなくなっただけで、こんなにも心にぽっかりと穴が開いてしまったような感じがしてしまう。
そんなにも彼女の存在は俺にとって大きなものになってしまってるのか。
こうなると俺にだけ笑顔を見せて欲しいとか、俺の傍に居て欲しいとか、そんな事を望んでしまう。
彼女の想い人なんか関係なくて、俺が彼女を手に入れたいと思ってしまう。
「あーあー、いっちゃっていいかな?」
彼女にアプローチしてもいいだろうか。
玉砕かもしれないが、ただ見ているだけのほうが辛い気もする。
よし、決めた。
退院して、同僚として肩を並べられるようになったら、彼女にアプローチしてみよう。
……好きだと伝えよう。